まどろみの過去、うたかたの未来
佐脇水花とにっかり青江、それぞれの昔話。
■佐脇ちゃん本丸・登場人物
×佐脇ちゃん本丸×
★第五○六本丸
★審神者:佐脇水花(初代)、佐脇清兼(二代目)
★主に刀解指定された刀剣男士で形成されている。
佐脇水花(サワキ ミナカ)
【設定】
17歳/150㎝/A型/6月22日生まれ
好きなもの:ドラえもん
嫌いなもの:孤独
苦手なもの:料理全般
【詳細設定】
★通称:佐脇ちゃん
★水中花のように儚い美少女
★男たちの加虐心を煽り、狂わせてしまう魔性の乙女
★佐脇家(魔術師の名門)の元跡取り娘。
★相続権を取り上げられた後、追い出される形で審神者になった。
★魔術の才能はあるものの、とある理由から今はほとんど使わない。
★審神者としては未熟で、付喪神を顕現することが出来ない。
★“刀解指定された刀剣男士”を集める奇妙な癖がある。
★実の父親を心から愛しており、見放された今でも父親を求めている。
★大人しく控えめな乙女で、他人に恐れを抱いており、いつも怯えている。
★何事に関しても他人を優先するものの、青江に対しては生々しい独占欲をむき出すことが多い。
★青江が求めることを彼女は絶対に拒まない。
★青江の身を飾るあれこれに金を惜しんだこともない。彼ほど豪奢な生活をしている刀剣男士はいない。
★青江のことを“あおさん”と呼び慕っている。
和製魔術
★魔術と審神者の術を掛け合わせたもの。
→通常の魔術師や審神者では難しい
★産土神である龍神と契約した事によって使えるもの。
→ややチート気味だが弱点は多々ある
★属性は水。
→自然に存在する空気中の水を利用している
戦闘服
★にっかり青江の戦闘服をイメージしたもの。
→佐脇家の特注品。機能性に優れ、霊力や魔力を温存しやすく加工されている
★ブーツ
→防水性に優れ、衝撃吸収材付き。長時間歩いても疲れづらい)
★白装束のマント
→特殊な術が施されており、攻撃等を防ぐことが出切る)
★桜の杖
→桜の木を模している特殊なもの(古来より桜の木は神様が宿ると言われている)
★桜
→宝石加工。宝石は持ち主の念を溜めやすく、魔力(霊力)を宿しやすい
★鈴
→鈴で龍神様を呼び、桜の杖に憑依させる(古来より鈴は神様を呼ぶと言われている
→そのまま薙刀のように武器としても使える
×刀剣男士×
にっかり青江
★通称:あおさん(佐脇ちゃん限定)
★佐脇ちゃんの恋人。
★しっとりと甘い色気を漂わせ、溶けるように艶めかしい美貌の持ち主。
★元いた本丸では“不良品”と嫌われ、刀解指定された過去がある。
★不良品である自分を認めてくれた佐脇ちゃんに異常なほどの執着心を抱いている。日常的にストーカー行為をしている。
★佐脇ちゃんと出会ってからは表情豊かになったものの、どこか狂気めいている。それ以前は表情に乏しい変わり者だった。
★愛煙家というほどでもないがタバコを嗜む。
石切丸
★佐脇ちゃんの近侍。佐脇ちゃんのことは“水花さん”と呼んでいる。
★本人の希望により刀解指定されていたが、佐脇ちゃんに拾われた。
★元いた本丸では審神者と恋仲にあり、結婚もしていた。一人娘がいたが事故死している。
★おっとりした性格で、よく顔面からズッコケる。電車オンチでもある。
★佐脇ちゃんを亡き娘と重ね合わせている為、近侍というよりは父親のようにふるまう。
前田藤四郎
★本人の希望により刀解指定されていたが、佐脇ちゃんに拾われた。
★元いた本丸は主もろとも全滅しており、それが心の傷となっている。
★佐脇ちゃんのことを“姫”と呼び、宝物のように扱う。
★佐脇ちゃんの影響からドラえもんが好きになり、月に一度はドラえもんミュージアムに行く。
へし切り長谷部
★本人の希望により刀解指定されていたが、特命により、佐脇ちゃん本丸に着任した。
★別館サイト「その名を心に宿して」の主人公。
★現主(佐脇ちゃん)を審神者として認めておらず、不信を抱いている。
★今も亡き主を心から想っており、形見の万年筆を持っている。
★元いた本丸では“物”として扱われていた過去がある。
★佐脇ちゃんのことを“水花様”と呼んでいる。
山姥切国広
★時の政府より与えられた初期刀で、この本丸唯一の新品。
★思い込みが激しく、心がとてもデリケート。馬小屋で拗ねることがある。
★佐脇ちゃんを妹のように思っており、彼女の身を案じている。
★青江のことを妖怪、モノノケと呼んでいる。
★最近ドラえもんにハマったらしいが、誰にも打ち明けられずにいる。
★後に佐脇ちゃんの息子(清兼)の近侍となる。
×その他登場人物×
佐脇俊兼(サワキ トシカネ)
★佐脇家の当主であり、佐脇ちゃんの父。
★生真面目な優等生だが、上級階級特有の強かさがある。
★次期当主として娘に大きな期待を寄せていたが当主として、また魔術師としての才能のなさに失望し次第に突き放すようになった。
★佐脇水花を歪ませた張本人。
新城(33)
★青江の元主。
★美女の類ではないが、奇妙な色気のある妖艶とした女。
★頼りない夫がいる。喫煙者。
★佐脇ちゃんの知らない青江を知っている。
佐脇清兼(サワキ キヨカネ)
★佐脇ちゃんと青江の息子。
★右目が義眼の美青年。母親想いの童貞。
★元軍人で、訳あって母親の本丸を引き継いだ。
★近侍の山姥切を兄のように慕っている。
★父親を嫌っている。
●過去と踊る 1
●過去と戯れる 2
●過去と沈む 3
●過去とまぐわう 4
●過去と溺れる 5
●過去と交わる 6
●過去と歌う 7
●過去とともに 8
~エピローグ~
●いつかどこかの未来で 1
●いつかどこかの未来で 2